無線LANが当たり前の世の中ですが、無線LANは有線LANに比べて安定性が低いというデメリットがあります。
現代は通信の安定性が低くても通信速度の高さでカバーできる部分が多かったりするのですが、ライブ映像やオンラインゲーム等のリアルタイムが重要視されるサービスに関しては通信の安定性が高くないと楽しめないことが多いです。
私の場合はApex Legendsやスプラトゥーン2、大乱闘スマッシュブラザーズSP等のオンラインゲームの中でもリアルタイム通信が重要視されるタイトルをよくプレイするので、高速通信よりも安定性の高さの方が重要と感じています。
PLC(Power Line Communication)という通信技術
そして最近、PLCアダプタというモノを初めて知りました。PLCはPower Line Communicationの略で、電力線を通信回線として利用する技術です。
PLCアダプタはPLCの技術を利用することで、コンセントに挿して簡単にPLCを使える製品となっています。
PLCアダプタは、下画像の様なアダプタを自宅の離れた位置のコンセントに挿して、電力線を介してアダプタ間で通信することが出来ます。
なので、[モデム] =[PLCアダプタ]=[電力線]=[PLCアダプタ]=[パソコン]といった感じで接続すれば、モデムから離れた位置の部屋でも比較的有線に近い安定性でのインターネット通信をすることが出来ます。
「無線LANの電波が届かない部屋がある!」といった場合でも、上記の[パソコン]を[無線LAN]に置き換えればそこから無線通信をすることが可能ですし、下画像の様な無線機能を含んだPLCアダプタも存在します。
メリットは通信の安定性、デメリットは通信速度
そんな無線LANの安定性が低いというデメリットを解消してくれそうなPLCアダプタですが、当然の様にデメリットも存在します。
それは無線LANに比べて通信速度が遅くなってしまう点です。ザックリ調べた範囲だと理論値で最大1Gbpsしか出ません。無線LANは理論値最大6.9Gbpsなので確実に無線LANより通信速度が遅いです。
また、通信速度がどの程度出るのかわからない問題点もあります。
こちらのI-ODATAのページに書いてありますが、配線の系統によってはモデムに近い部屋であってもガクッと通信速度が落ちてしまう可能性があります。素人目では分電盤の配線状況なんてわからないので、つまりは試してみないとわからないのです。
これらの要素を活かすとすれば、そこまで通信速度が必要なく・安定性が求められるオンラインゲームにおいてPLCアダプターを使用するのが良いのではないかと思います。
もちろんモデムから直差しの有線接続が一番良いのですが、無線LANに比べればおそらくPLCアダプタの方が安定性は高いのではないでしょうか。
ということでPLCアダプターとオンラインゲームは相性が良さそうですが、現在私がガッツリオンラインゲームをやる際は自室の有線LAN環境でプレイをしているので、今すぐに飛びついて買う予定はありません。
ただし、居間でもサクッとゲームをする機会はありますので、PLCアダプタを導入した方が色々と楽しめるのかな?と考えると将来的には買ってしまいそうです。