超高性能家庭用ゲーム機が39,980円から買える(買えない)
2020年11月12日に発売したPS5。今回は2つのエディションを同時発売で、今までのようなディスクを読み込ませてプレイすることが可能な「PlayStation 5 通常版」と、ディスク読み込み機能を排除してインターネット上からダウンロードしてのみプレイすることができる「PlayStation 5 Digital Edition」の2種類だ。それぞれ49,980円と39,980円。
基本的に4Kの映像でプレイするような美麗グラフィックを提供するゲーム機の為、その処理性能は相当なモノだろうと思うし同じ環境をパソコンで再現すると恐らく20万円とか積まないと行けないレベルなんじゃないか。
PS4 Proの値下げした現在の価格が39,980円ということを鑑みても、今回のPS5は相当なお手頃価格と言っても良いと思う。
まぁ現状は「物売るっていうレベルじゃねぇぞ!」って感じなんだけども。
そして僕としても色んなサイトに「PlayStation 5 通常版」の抽選を申し込んだけど、ことごとく外れており、結局買えない。
「物売るっていうレベルじゃねぇぞ!」の再来
振り返ると、2006年11月11日にPS3の発売時にテレビ中継された映像の中でとある男性が放ったセリフ「物売るっていうレベルじゃねぇぞ!」から早14年。
当時とは状況が異なり、販売方法が予約抽選方式が主となっている現在ではあるけど、ツイッターを覗いてみるとPS5を手に入れている人はほんの一握りだとよくわかる。
そしてフリマサイトでは↓の通り、10万円を超えるような価格で売買されているケースもあり、転売ヤーによってモラルの欠片も無い状態に陥っている。
多くの人が当時のように「物売るっていうレベルじゃねぇぞ!」と思っていることだろう。僕もそう思っている。
転売の根本的な原因
問題は多数存在するのだけど、単純に考えれば需要に対して供給が追いついていないというのが理由だ。供給量に対して需要が多すぎるとモノの値段が上がるのはこういった市場の原理で簡単に説明は出来る。しかしそれが正しいという事には繋がらない。
根本的な問題は転売をする人「転売ヤー」「転売屋」と呼ばれる存在であり、そのモラルの問題で、「個人間の取引で購入者は金額に納得して購入しているのだから問題はない」とか、「ソニーの供給量が少ないから悪い」とか、「犯罪じゃないからやってもいい」とか言っちゃう。
一理あるからタチが悪いんだけど、結局その行為は独善的なものであり転売屋本人しか得をしないんだ。
そしてこういった行為が繰り返し行われ、社会的に大きな問題となると最終的には法律として禁じられるような日がくるだろう。最終的には自分達の首を締める行為へと繋がるとも知らずに。
Amazonマーケットプレイスでの販売締め出し
PS5が予約開始直後にAmazonマーケットプレイスでは悪質な出品者によりPS5の桁を1個増やして予約販売され、誤認して予約購入をするユーザーも居たそうだ。そして出品者側はキャンセル不可を盾にし、迷惑料を要求するような悪質な行為も行われていたとのこと。(Amazonに問い合わせをすることでキャンセルを行ったりされたようだが)
そういった問題もあって、Amazonでは早々にマーケットプレイスでの販売が禁止されており、この点においてはAmazonグッジョブと言わざるを得ない。
フリマサイト等での転売横行
一方でメルカリ等のフリマサイトでは高額転売問題が未だに解決されずに放置されたままの状態だ。いずれも「ガイドライン違反には対処する」といった感じだけど、あくまでポーズだけだろう。
ねとらぼの記事ではソニーがメルカリに対して申し入れをしているそうだが、そもそも転売行為自体が法律で禁止されているわけではないし、フリマサイトも利益を上げたいだろうからこの問題は無くならないだろう。
また、産経ビズの記事ではヤフオクでは「利用者に高額な出品を控えるよう異例の呼びかけを行った。」とのことだが、これも建前だろう。↓は記事を書いている最中にヤフオクを検索した画像だけど、結局何も変わってない。
多少の値崩れ、中国からはストア等にアクセスできないか?
PS5を中国の富裕層に売るのも転売屋の販路の一つらしいが、ツイッター上で「中国ではPS5未発売の為、ストア・PSNにアクセス出来ない」「ちょっと値崩れしている」といったツイートがあり、これから一気に値下がりする可能性も無いとは言えない。
いつかは買える
ということで、これだけ書くくらいにはPS5に期待しているし、めっちゃ欲しいと思っている。
だがしかし、転売ヤーからは絶対に買わない!