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M1チップ搭載Macでのゲームプレイ動画作成について

ここ数日、Macbook Air (M1 2020)でNintendo Switchのゲームをキャプチャ・編集・アップロードしてみたところ、色々と感じる部分がありました。

結論から言うと、ゲーム動画の作成は可能です。ただし、高画質な映像がキャプチャできません。

以下に理由を書いていきます。

Windowsを使うのが無難

Appleシリコン対応キャプチャソフトが無い

現状、Appleシリコンに対応しているキャプチャソフトは恐らくありません。Appleシリコンに対応していないアプリを動作させるために、Rosetta 2が一緒に動作しています。

Rosetta 2というのは、Appleシリコンに対応していないアプリケーションをAppleシリコンで動かす為に変換してくれるモノです。そのためAppleシリコン非対応アプリは対応アプリと比較して、動作が遅くなったりしていまいます。

「アプリケーション(○○○)」のかっこの中が

「Universal」の場合はAppleシリコンとIntelプロセッサ両方に対応している。

「Appleシリコン」の場合はAppleシリコンのみ動かすことができる。(iOSやiPadOS含む)

「Intel」の場合はAppleシリコンに対応していないため、Appleシリコン搭載MacOS上ではRosetta 2 経由でなければ動作しない。

 

私が動画を作成する際は、ゲーム機の映像を『elgato HD60 S+』というキャプチャボードを経由して『Streamlabs OBS』という動画配信ソフトに取り込み、『Streamlabs OBS』の録画機能で動画ファイルを作成しています。

しかし、『Streamlabs OBS』はInteチップのみ対応のアプリケーションとなっており、Rosetta 2を経由して動作をしている為にM1チップの性能を十分に発揮出来ていません。

純正アプリのQuitckTime Playerはどうなのか

動画キャプチャを出来るアプリとしては、Apple純正である『QuickTime Player』が挙げられますが、こちらはMac上の画面のキャプチャのみ可能です。

Macで起動可能なゲームであれば映像を録画することは可能ですが、細かい設定が出来ません。

音声の収録についても、かの有名な無料音声ドライバである『Sound Flower』については現状使えないそうで、Macから発せられる音声に関してはオーディオインタフェースのループバック機能を使ったりしなければ録音は難しいでしょう。

かゆいところに手が届かない感じ
 

Nintendo Switchの画質がちょうど良い?

ということで、Appleシリコンに対応しているキャプチャソフトが無い現状では、高画質な映像のキャプチャはできません。画面サイズ・ビットレートを上げるとフレーム落ちしてしまいます。

いくら画質が良くてもカクカクの映像はあまり見れたものではありませんので、そこそこの画質に落とすことでフレーム落ちせずにしっかりと動く映像を録画することができます。

そんな条件でゲーム動画を作るのであれば、PS4等の高画質なゲーム機よりもNintendo Switchがオススメです。元々そこまで高画質な映像では無いので、今回の条件であればちょうど良いゲームハードと思われます。

ちょうど良いと言っても、Nintendo Switchのフルの画質に設定すると多分フレーム落ちすると思う。
 

最近はこんな動画を公開しました(宣伝)

これがダイレクトマーケティングってやつか!?
 

『Streamlabs OBS』 や elgato公式キャプチャソフトの『Game Capture HD』等がAppleシリコンに対応してくれれば、もっと高画質の映像をキャプチャできそうなのですが、果たして対応してくれるのか…

たぶん、対応するにしても新製品リリースと同時に公開とかになりそう。
 

最後までご覧いただき、ありがとうございます。