先日、コカ・コーラの公式アプリ「Coke ON」のCoke ON Payの機能でApple Payが採用されるよ!というご紹介をしたのですが、その際に初めてApp Clipという存在について知り、とても気になっていたのでApp Clipについて調べてみました。
App Clipとは
iOS14で採用された、小サイズデータのインスタントなアプリを提供する機能のようで、QRコードやNFCで読み取りをすることでインストールをしなくても使用出来る簡単なアプリのことみたいです。
アプリの一時的なお試しとしても利用できますし、アプリを無駄にインストールしたくないという人には良い機能かもしれません。
どういったサービスに使われている?
街中ではカフェやレストランなどで利用されている様なのですが、わかりやすいのが以前の記事でもご紹介をしたコカ・コーラの公式アプリ「Coke ON」で(8月25日以降に利用可能)、自動販売機にApp Clipのコードが備え付けられるので、それをカメラで読み込んだりNFCでタッチしたりすることでApple Pay決済やスタンプを貯める機能が利用できるとのこと。
また、今回の記事でご紹介しているXPAND Code Readerという各種コードの読み込みアプリでも使用されていました。
早速使ってみた(XPAND Code Reader)
今すぐにでも使えそうなサービスだったので、XPAND Code ReaderというアプリのApp Clip版を早速使ってみました。
ちなみにXPAND Code Readerアプリは、独自のXPANDコードの読み込みに使用でき、それに加えてJANコードやQRコードも読み込む事が出来るアプリです。
↓こちらのXPANDコード公式ページにApp Clipのコードと、XPAND Coder Readerで読み取ることが出来る専用コードが付いたユニフォームを着ている写真があるので、試しに読み込んでみると面白いです。↓
上記のリンク先のページからApp Clipのコードをカメラで読み込み、XPAND Code Readerを起動して使用してみます。
XPAND Code Reader起動時にはApp Storeで元のアプリが提供されていることが通知されます。
その辺にある適当なもので色々と試してみたところ、お菓子のJANコードやWikipedia上のQRコードや本のISBNコードなど、さまざまなモノを読み取ることが可能です。(JANコードとISBNコードは自動でAmazonアプリが選択され、WikipediaのQRコードはSafariアプリでページが表示されました)
App Clipは知らないうちにフェードアウトする?
そして、使用後にホーム画面に戻ってから使用履歴を確認したところ、まだXPAND Code Readerは使用出来る状態だったのですが、家事をした後1時間後にもう一度見てみたところ使用履歴からはなくなっていました。
一定の基準を満たすと自然消滅するようになっているのでしょうか?
ということでApp Clipについてちょっとだけ触れてみましたが、常にスマホにインストールしておかなくても良いアプリというのは結構たくさんあり、特に実店舗のみで営業を行なっていてその場だけの使用となると、ちょっと邪魔くさいと思ってしまいますよね。
そんな時にこのApp Clipがあれば、QRコードをかざすだけですぐに利用可能で、それでポイントを貯めたりクーポンを利用できたりすれば利便性が向上するのではないかと思います。
今後の普及が楽しみですね。