2020年10月に自宅の固定回線のプロバイダ・サービスを楽天ひかりに変更し、接続プロトコルを従来のIPv4からIPv6に変更するためにIPv6のオプションを契約したり、IPv4とIPv6の両方の接続が可能な「クロスパス」というものにルータの設定変更をおこなったりと、色々と試してみてそれから3ヶ月くらい経過してみての感想等を書いていく。
ちなみに↓こちらは過去にIPv6に設定をしたときの記事。参考程度にどうぞ。
僕の環境ではIPv4とIPv6の違いはあまり実感できない
以前に使用していたのがOCN光で、そこから楽天ひかりに変更をした形となるが、正直に言うと通信品質が改善されたという実感がない。他のサイトなどでは「数倍早くなった〜」等の書き込みもあったりするが、下でも紹介している通りせいぜい十数Mbps程度の改善だった。
また通信速度が多少早くなったとしても、僕の利用環境では通信速度やPing等に重きを置いた通信の利用をそんなに行わないため、ますます実感することができないだろう。
以前に通信速度の比較を記事で書いたが、その時は計測方法が悪かった為か通信速度が変わらず腑に落ちなかったが、その後の調べでIPv4とIPv6の通信速度はやはり違う結果が出た↓。
IPv4とIPv6の通信速度を比較した結果
「みんなのネット回線速度」というサイトで計測を行った。
こちらで計測を行うことで勝手にIPv4と(対応している場合は)IPv6の両方の通信速度を調べてくれるので助かる。
計測を行った結果、IPv4の下り速度は58.78Mbps、IPv6の下り速度は74.67Mbpsということで、IPv6の方が通信速度が速いという結果になった。
ただし、必ずしも通信速度が早くなるというわけではない点に注意。
また、IPv6自体がかなり普及してきているとは思うが、サーバが非対応だったり端末が非対応だったりしている事もあり、万全の体制とは言えない。そしてそれも通信速度が改善されない理由の一つになっているのかもしれない。
今主流のゲーム機はIPv6に対応していない
今主流のコンシューマゲーム機として挙げられるのはPS4、Nintendo Switchだろう。(PS5は未だに普及する見込みは無い。)
そんなPS4とNintendo Switchに関してはIPv6対応をしていない。ただし最新のゲーム機であるPS5に関してはIPv6に対応しているとのことだ。
ということで、現在ひかり回線を利用している人に関してはそこまで無理をしてIPv6のサービスを利用しなくても良いと思われる。ただし、仕事に支障がでたりするレベルで通信環境に問題があるようであれば検討するのも一つの手だ。