Apple Musicがハイレゾ・ロスレスの楽曲を配信することが決まりましたが、HomePodやHomePod miniもアップデートでロスレス対応することが発表されたので、個人的にホットな話題となっています。
あと音の広がりが凄いらしいので、その辺を体験してみたい。
HomePodはロスレスのフォーマットであるflac・alacに対応
HomePodはflacやalacといった可逆圧縮方式というコーデックを再生可能と言われています。可逆圧縮ということは、圧縮された状態のファイルを元の状態に戻すことが可能ということであり、それ故にロスレスのフォーマットと呼ばれます。
それとは反対に、mp3やAACなどの有名なコーデックは非可逆圧縮という方式で、こちらは圧縮効率は良いのですが完全に元の状態に戻すことができません。その為、一部のデータが失われてしまう=ロスしてしまうということになります。
ハイレゾの基準や音質について
Wikipediaで調べたところ、ハイレゾは正式にはハイレゾリューションオーディオと呼び、一般社団法人電子情報技術産業協会 (JEITA)によって定義されているそうです。
そして音質はサンプリングレート(〜KHz)と量子化ビット数(〜bit)という2つの値によって決まり、ハイレゾの基準に関しては
・サンプリングレートが44.1〜48KHzであれば量子化ビット数は16bitを超えるビット数が必要であり、
・サンプリングレートが48KHzを超えているのであれば量子化ビット数は16bitでもハイレゾとなるそうです。
まぁ元々の音源が良くなければいくら高音質でも無意味だから、録音機器や環境も大事よね。
作る側の技術によっても良い音を体験できるだろうから、技術者の市場価値も高くなるだろう。
Apple Musicは6月から最大192Khz/24bitのハイレゾ・ロスレス対応とドルビーアトモスによる空間オーディオに対応するので、最大音質だとハイレゾにしてもかなりの高音質+空間オーディオによる新体験をすることが出来そうです。
ちなみにスピーカーやイヤホンの選択の際にはハイレゾのロゴが付いているのでわかりやすいのですが、音質に関しては当然製品毎に違うので一概にコレが良いというのは無いと思います。
多くの人はハイレゾとそうではない音を聴き分けることが出来るかどうかと言われるとそうではないという論争も続いているので、実際に音源を聞き比べてみたいところですね。
結局HomePod miniは買いなのか
私が現在欲しいと思っているのは2020年末に発売されたHomePod miniですが、購入するかどうかを迷っています。
というのも、いくらロスレスのフォーマットに対応しているからといって、満足する音質でなければ購入してもガッカリしてしまうので、そこに関してはかなり気になりますね。
ネットで調べてみると賛否両論で、耳が肥えている人にとっては低音質という声もあるし、小さい機器なのにパワフル・高音質だという声もあるので、正直人によってかなり意見が分かれるみたいですね。一番の理由は金額の高さと音質のバランスだと思うのですが…あまりオーディオに拘らない人にとっては良い製品なのかな?
とはいえ、「音の広がりがスゴイ」という意見もかなり多かったので、そこは期待できそうです。
他に目に付いた点を挙げるとSiriの受け答えがあんまり良く無いという点でしょうか。ただ、その辺に関してはアップデートで改善されていくでしょうし、そもそもSiri自体をそんなに使わないので問題無いですね。
んー悩む。
ということで、ハイレゾ・ロスレスに関してちょっと調べた上でHomePodについて見てきましたが、HomePod自体は生活がちょっとだけ豊かになるデバイスという感じなので、他メーカーのスマートスピーカーを持っていない人でiPhoneを使っている人にとっては購入を検討する余地があるのかなと思います。
単純にスマートスピーカーとしてはAmazonやGoogleの方がコスパが高いと思うのですが、音質や利便性を考えると意外とHomePod miniもアリなんじゃなイカ?といった感じです。特に現在Apple Musicを利用している人にとってはかなりオススメできるデバイスですね。